Gann Fan Angle
W.D.ギャンの理論に基づいたギャン・ファンは、価格と時間の比率を幾何学的な角度としてチャート上に可視化する分析手法です。ギャンは市場における価格と時間の均衡を重視し、特定の角度(特に1対1の比率である45度)がトレンドの強弱を測る重要な指標になると考えました。
起点となる基準価格(basePrice)と基準インデックス(baseIndex)から、1×1、1×2、2×1といった複数の幾何学的ライン(ファン)を放射状に描画します。これらのラインは、単純な直線ではなく、1単位の時間に対して価格がどれだけ変動するかという「PPU(Points Per Unit)」の設定に基づき、各銘柄のボラティリティに合わせて最適化されます。
1×1ライン(1x1Scale)よりも価格が上に位置していれば強気相場、下に位置していれば弱気相場と判断され、他の角度のライン(1×2, 1×4, 1×8など)は、トレンドの加速や減速、あるいは反転のタイミングを示唆する動的なサポートおよびレジスタンスとして機能します。

操作方法
- 基準日の設定:主要な高値・安値のローソク足の上で、Shiftキーを押しながらチャート上をクリックします。
- 計算モード:営業日ベースの「Trading Days」またはカレンダー日ベースの「Calendar Days」を切り替えて、時間軸の計算ロジックを選択します。
- 1×1 スケール (Pts/Unit):銘柄の価格特性に合わせて「1×1 Scale (Points Per Unit)」に数値を入力し、ファンの広がり方(スケール)を最適化します。
- 計算方向:上昇トレンドを分析する場合は「上昇」、下降トレンドを分析する場合は「下降」を選択します。
- 表示アングル設定:表示したい各角度(1×1から8×1まで等)のチェックボックスを操作して、個別に表示・非表示を切り替えたり、ラインの色を変更したりすることが可能です。
- 基準日線の確認:ファンの起点には赤い垂直の破線(Base Date Line)が表示され、分析の開始地点を視覚的に把握できます。
実戦での応用方法
- トレンドの強弱判定:価格が1×1ラインを維持しているか、あるいは1×2や2×1といったより急峻または緩やかなラインに移行しているかを確認することで、トレンドの勢いを評価します。
- 動的なレジサポ確認:価格が各ファンラインに接触した際、自動的に描画される「ヒットポイント(小さな円)」を確認することで、過去の反応ポイントを特定し、将来の反転候補地を予測します。
- 将来の目標価格予測:ファンラインは現在のデータを超えて将来の領域まで延長(Visual End)して描画されるため、時間経過に伴う将来の価格目標や抵抗帯の目安として活用します。
