Dynamic Gann Square of Nine
W.D.ギャンの「Gann Square of Nine(9の正方形)」は、価格の変動を幾何学的かつ数学的に分析する手法です。
この理論の根底には、価格は特定の数値の平方根(√)に基づいたサイクルで動くという考え方があります。具体的には、ある基準価格の平方根に対して、特定の定数(円の角度に対応する値)を加減算し、その結果を再び二乗することで、将来の重要な価格節目(サポート・レジスタンス)を算出します。
本モジュールでは、360度の回転を一区切りとし、45度刻みで価格レベルを計算します。
ギャン理論において、90度、180度、270度、360度といった角度は「カーディナル・クロス」等と呼ばれ、市場のエネルギーが均衡したり、トレンドが反転したりする可能性が高い重要なポイントとされています。特に180度(対極)や360度(1周期)は、価格が元の振動と調和する場所として、非常に強い意識ラインとなります。
このように、価格を幾何学的な「角度」として捉えることで、目に見えない市場の秩序を可視化し、予測に役立てるのがこの理論の概要です。
価格レベルの算出においては、以下のプロセスで動的に計算を行っています。
- 平方根への変換
- 角度による移動
- 二乗による復元

操作方法
・基準価格(Base Price):分析の起点となる価格(直近の高値や安値など)を入力します。
・係数(Increase):1回転(360度)あたりの価格変動の重みを決定します。
・計算方向:現在の相場環境に合わせて、「UP(上昇)」または「DOWN(下降)」ボタンを選択します。
実戦での応用方法
- 重要アングルでの反転監視:90度(Square)、180度(Opposition)、270度、360度(Cycle)のラインを、強力なレジスタンスやサポートの候補として監視します。
- ラインの色による優先順位:360度はティール、180度はオレンジ、90度および270度はパープルで描画され、視覚的に重要度を即座に判別できます。
- トレンドの持続性評価:価格が次の45度や90度のラインを明確に突破するかどうかを確認し、現在のトレンドの勢いを評価します。
- 論理的な目標値の設定:基準価格から特定の角度(例:180度や360度)離れた価格を、利確(テイクプロフィット)のターゲットとして活用します。
- 計算の限界値の把握:下降トレンド(DOWN)設定時、平方根が負になる場合は計算が停止するため、理論的な下値の限界値の目安となります。
