緯度通過
緯度通過は、天体が黄道面(地球が太陽の周りを回る軌道面)を横切る瞬間を捉える分析手法です。
天文学的には、天体の軌道が黄道面と交わる点は「ノード(交点)」と呼ばれ、南から北へ横切る際を「昇交点」、北から南へ横切る際を「降交点」と呼びます。
W.D.ギャンをはじめとする多くの金融占星術の研究者は、天体の緯度が0度になるタイミングを、相場のエネルギーが劇的に変化する重要な「時間的節目」と見なしました。これは、天体の磁気的または重力的な影響が反転し、投資家心理やトレンドの勢いに変化をもたらすと信じられているためです。
本モジュールでは、指定した天体が緯度0度を通過する瞬間を自動検出し、北上(上昇エネルギー)か南下(下落エネルギー)かを視覚的に識別可能にします。これにより、価格チャート上の見えない幾何学的な「壁」や「転換点」を時間軸上で正確に特定することが可能になります。

操作方法
- 分析対象とする惑星(Moon、Mercury、Venus、Mars、Jupiter、Saturn、Uranus、Neptune、Pluto)を一覧から個別に選択します。
- 計算に使用する観測モデル(地心/日心)を選択し、分析の視点を決定します。
- チャート上に表示される青色のシンボル「☊」(北上/昇交点)と赤色のシンボル「☋」(南下/降交点)を確認します。
- 各イベントから垂直に伸びる破線を参照し、価格のバーとの対応関係を分析します。
- 表示される惑星シンボルと色(惑星固有の色)により、どの天体がイベントを発生させているかを確認します。
実戦での応用方法
- 重要アングルでの反転監視:天体が緯度0度を通過するタイミングを、トレンドの反転や重要な高値・安値形成の候補日(変化日)として注視します。
- エネルギー転換の識別:昇交点(☊)はエネルギーが上向きに転じるサイン、降交点(☋)は下向きに転じるサインの目安として活用されます。
- イベントの密集(クラスタ)分析:複数の惑星が短期間に相次いで0度を通過する場合、より強力な相場のターニングポイントとなる可能性が高いと判断します。
- 他の時間分析との併用:ギャン・ファンや惑星アスペクトのリターンなど、他の時間論的指標と重なる「変化日の重なり」を特定することで、予測の精度を高めます。
- 長期トレンドの節目特定:木星や土星などの公転周期が長い外惑星の緯度通過は、数ヶ月から数年に一度訪れるような大きなトレンド転換の根拠として活用します。
