ピラポイント
ピラポイント理論は、W.D.ギャンの「9の正方形(Square of Nine)」の概念をベースに、価格の平方根と時間の進行を幾何学的に統合した分析手法です。相場には「価格」と「時間」が調和する特定の数学的リズムがあるという前提に基づき、チャート上に予測グリッド(スクエア)を構築します。
本モジュールでは、基準となる高値や安値を起点に、価格を特定の係数(Divisor)で正規化して計算を行います。そこから算出される90度ごとの時間的節目と価格的節目を結ぶことで、トレンドの「自然な速度」を示す対角線を描き出します。
この理論の核心は、価格が幾何学的な境界線や対角線に接触した際に、需給の均衡が変化する「スクアリング」という現象を捉えることにあります。
これにより、次に相場が反転するタイミングや、到達すべき目標価格を客観的な数理モデルに基づいて特定することが可能になります。

操作方法
- 基準日の設定:主要な高値・安値のローソク足の上で、Shiftキーを押しながらチャート上をクリックします。
起点が「Pyra Base」としてチャート上にマーカー表示されます。 - Decimal Shift (Divisor) :銘柄の価格帯に合わせて、計算に使用する位取り(0.1〜1000)をプルダウンから選択します。
- トレンド方向:分析対象のトレンドに合わせて「UP(上昇)」または「DOWN(下降)」ボタンを選択します。
- Bars per 90° :90度の時間経過に対応するローソク足の数を入力し、グリッドの横幅を決定します。
- 表示サイクル数:描画するサイクルの数を指定します。数値を大きくすることで、より長期的な予測グリッドを表示できます。
実戦での応用方法
- トレンドの持続性判定:スクエア内の対角線に沿って価格が推移している間は、トレンドが「正常な速度」で維持されていると判断します。
- 時間的な転換点の予測:垂直の破線(V-Grid)が引かれた日時は、時間の節目として機能しやすく、相場の反転や加速が起こりやすいタイミングとして注視します。
- 価格目標とサポートの特定:水平の破線(H-Grid)は強力なサポートやレジスタンスの目安となり、ターゲット価格や決済の判断材料として活用します。
- トレンド転換の早期察知:価格が対角線を明確に割り込んだり、スクエアの枠を大きく逸脱したりした場合、既存のトレンドが終了し新たなサイクルへ移行したサインと捉えます。
- スクアリング・ポイントの特定:対角線と水平・垂直のグリッドが交差するポイントは、価格と時間が同時に節目を迎える極めて強力な反転候補地となります。
